湘南でいきものがかり・・・くろつぐみ
淡いピンクが似合う季節になった。
心うきうき財布の紐も緩みがちになる。
新しい双眼鏡を買い、スケッチブックも布張のしっかりしたのに換えた。
春は、始まるともう待ってはくれない。「三日見ぬ間の桜」どころではなく、ポカポカした日が一日でもあれば、翌日の野帳に書き込む種類が半分は代わる。
身のまわりの鳥たちは番を作り、囀りも一段と艶やかになってきた。
北へ帰る冬鳥が旅立ったあとに、南から夏鳥が移動してきた。
湘南地方ではクロツグミが一番早く、桜前線に乗ってやってくる。
早朝、目覚めるとまず耳に入ってくるカワラヒワのかわいい声とけたたましいコジュケイの声に、いつからかクロツグミのすっとんきょうな鳴き声が加わった。
夏の仙石原などでよく鳴いている鳥で、身近な低山帯でも繁殖をする。